悪役令嬢の中の人はテンプレとザマァ展開を高度にかけ合わせた作品

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜は小説化になろうで2020年5月6日に短編小説が投稿されデイリーランキングに登場した作品になります。

その後連載版が2020年5月14日から連載され2020年5月25日に完結しています。悪役令嬢の中の人の結末を見たい人は短編小説をさらっと読むだけでも概要と結末を知ることができます。

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜の概要としては一般的な悪役令嬢に憑依した主人公が無自覚に改変して幸せになるというものではないです。

悪役令嬢モノのテンプレを使った失敗からの悪役令嬢の復讐物語っぽいものになっています。そして主人公は憑依した女性ではなく憑依された悪役令嬢で憑依した女性からの愛情を一身に受けて育っているためそれを貶めた後客キャラクターに復讐するという百合作品になっています。

悪役令嬢の中の人は百合作品なのか?

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜は悪役令嬢レミリアに憑依したエミという女性が、ゲーム世界の推しである悪役令嬢のレミリアの人生を幸せにしようとします。

そして本来の悪役令嬢レミリアはその様子やエミの感情を一身に受けて育ちます。ただエミはゲームのイベントの断罪で心が折れてしまいます。

実はエミの他にもゲームの主人公の星の乙女ピナにも転生している女性がいました。この女性が課金アイテムやらを使い好感度を操作していました。

そうしたこともあり断罪イベントでエミはどうしてもゲームの強制力に勝てなかったと心が折れます。

その時にレミリアの本来の人格が復活します。これがあらすじと冒頭になります。

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜はレミリアとエミの物語であり、レミリアは色々と頑張っているエミに親近感と情を通わせることによってエミを救いたいと考えます。

そういった意味で相思相愛になっているので百合作品なのかなと思います。悪役令嬢モノの設定をベースにした百合作品というのは結構珍しいのでそういった意味でも楽しめる作品かなと思います。

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悪役令嬢の中のひとは小説化になろうと書籍の違いは?

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜は書籍が2021年1月29日に一迅社ノベルスから発売されました。

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜そのものが小説化になろうの短編から肉付けされた連載、そして書籍化になっています。

そのため悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜の小説化になろと書籍の違いは追加の描き下ろしがある程度になります。

小説化になろうで番外編も投稿されているのでほぼ小説化になろうを読むことで楽しむことができます。

ですが、挿絵があったり、描写がより詳しく書かれていたりと加筆修正を加えられているところも多々ありますのでより詳しく世界観を見てみたい人は購入を検討しても良いと思います。

悪役令嬢の中の人の漫画を無料で読むには?

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜はコミカライズもされており、2022年4月22日に1巻が発売されています。

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜の掲載はcomicLAKEで一迅社からの出版になっています。

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜は現在話数も少ないですが、全話無料で読むことはできません。またスマホアプリ系でも課金前提で掲載されているものがほとんどです。

その中でpixivコミックは1巻の範囲の内容は閲覧できませんが、その後は無料で読むことができます。おそらく新しい巻が出たらその部分が掲載終了されていくとは思いますが、現状では悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜の1巻と購入してピクシブコミックを読むだけで最新話まで追いつくことができます。

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悪役令嬢の中の人のボスキャラアンヘルとは?

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜では魔族側の王としてアンヘルというキャラクターが出てきます。

このアンヘルというキャラクターは他者の嘘を見抜く眼を持っていたり、魔族の狂化現象をどうにか改善しようと頑張っていたりします。悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜のゲームの立ち位置としてはラスボスという立ち位置にいます。

ただ乙女ゲームなのでアンヘルも攻略キャラクターであり星の乙女と愛を育むことができるそうです。そして星の乙女に憑依している女性はこのアンヘルが一番の推しになります。

そんなアンヘルですが、悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜では悪役令嬢エミリアがエミを救うためにアンヘルの悩みである魔族の狂化現象を改善したり、魔族のために住む土地を提供したりします。

そうしてアンヘルとの絆を深め王国にザマァしていく展開になります。そして魔族の狂化イベントが起きないので王国から星の乙女が旅にでるイベントが発生せずに王国の攻略キャラクターは低レベルのままです。

そして魔族側の土地は最後に訪れる場所なのでそこでの特産品などは初期の王国とは比べ物にならないくらいの質の高い素材などがり、経済力でも圧倒しています。

悪役令嬢レミリアはこうした魔族を懐柔して権力を持って王国の攻略キャラクターから貶められたエミの冤罪を晴らしていきます。

また悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜の番外編の内容になるのですが、悪役令嬢のレミリアと魔族の王アンヘルは結婚して子供が生まれます。

百合作品なのに結婚はするんだと思ったのですが、実はレミリアはエミのために憑依するためのの依代が欲しく研究の末、自分の子供としてエミの魂を転生させようとします。

そういった意味では悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜は確かに百合作品です。

悪役令嬢の中の人 (一迅社ノベルス) [ まきぶろ ]

悪役令嬢の中の人の星の乙女ピナの結末

悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜に登場する星の乙女のピナの結末について少しだけ書き込みます。

詳細は小説化になろうの短編を読むとでてくるので詳細は読んでもらえると良いのですが、ピナの結末だけ話すと死刑よりも恐ろしい目に遭います。

ピナは喉を焼かれ喋れなくされ、星の乙女だった事実も歴史から抹消され、開拓地の鉱山で星の乙女のバフ魔法を使い続けて作業効率を上げるだけの人形のように扱われます。

そして今までやったことの恨みから顔を焼かれたり、肉体労働(意味深)な目にあったり、死にそうになるとポーション使われ、死にたいけど死ねない状態になっています。

通常ここまでやると可愛そうという印象も出てきますが、きちんと小説を読んだ末この文章を見るとこれこそザマァ展開の極みかなと思うくらい、気分が晴れ晴れする人も多そうです。